八ツの流れの御神徳 出会いの泉
建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)は、簸之川(ひのかわ)のほとりで上流から流れてきた 箸(はし)を見て、河上に人の住んでいることを知り、訪ねのぼっていき、脚摩乳命(あしなづちのみこと)、 手摩乳命(てなづちのみこと)夫婦と、その娘・奇稲田姫(くしなだひめ)に出会った。
そして、奇稲田姫が、八岐大蛇(やまたのおろち)の生贄(いけにえ)にされようとしていると聞き、 須佐之男命は、八岐大蛇を退治して、奇稲田姫を救い、妻に迎えたと神話は記している。その神話をもとにして、河上の泉の流れで、須佐之男命が奇稲田姫とはじめて出会ったときの情景を 想像し、創作されたのがこの『出会いの泉』である。
この泉から流れる水は、神話にあやかり、「愛」と「勇気」と「英智」を多くの人々に恵み授けてくれるだろう。
【手水石の概要】
原産地・・・茨城県
石名・・・・稲田乃御影石
重さ・・・・13t[トン]
長さ・・・・5m15cm
幅・・・・・1m13cm
柳沢 豊郷 作(平成4年9月吉日竣工)
尚、この「出会いの泉」には、境内八社の神々にちなみ、「八ッの流れ」があり、それぞれの御神徳があります。
上流ヨリ
八雲(やぐも)神社・・・・・・・・・・縁結び、夫婦和合、家内安全、厄除
諏訪(すわ)神社・・・・・・・・・・・五穀豊穣
愛宕(あたご)神社・・・・・・・・・・火難除
日ノ宮(ひのみや)神社・・・・・・・・出世、開運
天(てん)神社・・・・・・・・・・・・学業成就、合格祈願
八幡(はちまん)神社・・・・・・・・・交通安全、勝利祈願
稲荷(いなり)神社・・・・・・・・・・商売繁盛
疱瘡(ほうそう)神社・・・・・・・・・病気平癒